久慈秋まつり
2020年の開催は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為中止となりました。
大神宮・秋葉神社・巽山神社の三社大祭
起源は応安2年(1368)に定められた秋葉神社の祭典日と言われていますが、正確なことは分かっていません。秋葉神社は荒町交差点の北西にありましたが大正6年の大火で焼失しました。のちに大神宮の裏手に再建されましたがその祠も朽ち、大神宮に合祀されました。そのため、現在は実質的には大神宮のおまつりとなっています。
山車や祭り行列が登場し、現在のかたちになったのは明治末期以降と言われています。中町で五十集(いさば=魚屋)を営んでいた遠藤兼蔵氏がよそのまつりを見て見よう見まねで作った人形がはじまりで、現在の山車に至るまで発展してきたと考えられています。
大正初期には「上組(かみくみ)」、「中組(なかくみ)」、「下組(しもくみ)」の三つの組があり、昭和初期に下組が「新町組(しんちょうぐみ)」と名を改め、戦後、新町組から分かれて「本町組(ほんちょうぐみ)」、「巽町組(たつみちょうぐみ)」、「に組(にぐみ)」が誕生しました。
昭和40年頃から八戸の三社大祭で使用された山車を借りて運行されてきましたが、徐々に自作山車で参加する機運が高まり、平成19年からは全ての山車組が手作り山車で参加するようになり、その装飾の美しさや高さ・大きさを競い合いながら現在まで発展してきました。
久慈秋まつり2019全日程終了しました。
ご来場ありがとうございました!
久慈秋まつり2019(令和元年)日程
9月19日(木)18:00~「前夜祭」(山車・神輿競演)/道の駅くじ・やませ土風館正面駐車場
9月20日(金)16:00~「お通り」(山車・神輿パレード)/国道281号線荒町交差点~長内橋交差点
YouTubeでライブ配信予定(16時頃~)
>>YouTube久慈市公式チャンネル
9月21日(土)14:00~「中日」(郷土芸能パレード ※山車運行はお休み)/国道281号線荒町交差点~長内橋交差点
2019年出演予定団体:久慈幼稚園「ナニャドヤラ」/門前保育園「太鼓と盆踊り」/チアダンス合同チームshinys×cherish×seagirls「チアダンス」/長内組(長内小)「長小さんさ」/長内組(長内中)「長中ソーラン・細野念仏剣舞」/久慈中学校「吹奏楽演奏」/貴扇会・久慈市地域女性団体連合会・小久慈まちづくり協議会「久慈川渓流小唄」/二戸人権擁護委員協議会久慈支部「啓発活動」/久慈地区交通安全母の会連合会「交通安全音頭」/川井民俗芸能盆踊り保存会「ナニャドヤラ」/久慈東高校「ナニャドヤラ・みこし・太鼓」/住友生命久慈支部「ナニャドヤラ」/大川目太鼓「ナニャドヤラ」/久慈市選挙管理委員会久慈市明るい選挙推進協議会「啓発活動」
9月22日(日)14:00~「お還り」(山車・神輿パレード)/国道281号線長内橋交差点~荒町交差点
秋まつり開催に伴い市内では交通規制が実施されますので、係員の誘導に従ってお進み下さい。
<無料駐車場>久慈市役所、アンバーホール、市民プール、久慈川河川敷など
※道の駅くじ正面駐車場は前夜祭以外は無料で駐車できますが、交通規制区域内となるため時間帯によっては退出できませんのでご注意下さい。
期間中は市内のお宿が大変混雑しますのでお早めにご予約下さい。予約なしの当日宿泊は困難です。
ー神輿組ー

田屋町組
たやちょうぐみ
”わっしょい”でつなぐ こどものみらい
昭和59年に設立以来、「田屋町地区以外の子どもたちにも自分たちの地域から胸を張って参加させたい」という思いで広く参加者を受け入れ、秋まつりに参加しています。
震災時の恩返しのため、地震・豪雨等被災地への募金活動や町外の介護施設などでの運行も行い、地域間・世代間交流にも熱心に取り組んでいます。

湊宝心会
みなとほうしんかい
固い絆で地域を盛り上げる「湊宝心会」
伝統文化の継承と湊地区夏祭りの再興を目的に設立された湊祭り推進協議会により運営されています。
地区内の金刀比羅神社の例大祭にも毎年参加するなど、地域の盛り上げ役を担っています。
※都合により今年度は参加しません

朋友會
ほうゆうかい
神輿といえば「朋友會」!
昭和56年(1981)に設立され、現在参加している神輿組の中では最も長く秋まつりに参加しているのが朋友會です。
十八日町地区を中心とした住民や子どもたちのほか、日本地下石油備蓄株式会社からも参加しています。
神輿は会員の手作りで、盛岡や浅草で指導を受け、県内外へも遠征しています。担ぎ手の心得を指導するなど神輿の発展に力を入れています。

県北広域振興局組
けんぽくこういきしんこうきょくぐみ
県職員の心意気・パワーで担ぐ振興神輿
久慈市に設置されている岩手県北地域の行政機関・県北広域振興局による神輿組です。
30年以上にわたり参加しており、日々復興や地域振興に取り組んでいる県職員により運営されています。職員自らの手で神輿を作って参加し、伝統・文化を活かした賑わいづくりに一役買っています。

市役所組
しやくしょぐみ
「創作みこし」に郷土の思いを込めて!
久慈市役所の職員が、毎年久慈市をテーマにオリジナル神輿を制作し参加しています。
過去には平庭闘牛やもぐらんぴあのかめ吉など、市民に親しまれるモチーフで制作し、久慈市のPRを行っています。
ー山車組ー
※2019年お通り運行順

2019年当番組
伝統を誇る旧「下組」の本流
新町組
しんちょうぐみ
かいびょう さがのよざくら
2019タイトル「怪猫 佐賀の夜桜」
久慈秋まつり当初の山車組「下組」の歴史を受け継ぐ「新町組」。平成19年から手作りで山車を制作しています。平成28年の台風10号水害時には太鼓などの備品が浸水被害に遭いましたが多くの支援を受け今も歴史を受け継いでいます。
<過去のタイトル>
2018「菅原伝授手習鑑 車引」
2017「加藤清正の寅退治」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「三ツ石神社伝説」

本町組
ほんちょうぐみ
情熱と団結!!粋な黒半天「本町組」
2019タイトル「天照大御神 天岩戸伝説」
年間を通して子供からお年寄りまで楽しめる行事が盛んな町内会。平成18年から手作りで山車を制作しており、制作から秋まつりが終わるまで「情熱と団結」で町内が一つとなり盛り上がります。
<過去のタイトル>
2018「須佐之男命と八百万の神々~日本の厄災を誅す~」
2017「義経地獄破り~源平主従閻魔殿で大暴れ~」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「清明、友と舞う」
あまてらすおおみかみ あまのいわとでんせつ

巽町組
たつみちょうぐみ
粋と心意気!義理と人情の「巽町組」
2019タイトル「鬼揃紅葉狩」
道の駅くじ「風の館」に展示中
巽町若者連として昭和23年(1948)に設立されました。組が60周年を迎えた平成19年から山車を手作りで制作しています。あまちゃんロケに使用された山車は巽町組のものです。
<過去のタイトル>
2018「怨霊悪源太義平~布引の滝~」
2017「三国志『劉備玄徳と五虎大将軍』」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「白蛇伝」
おにぞろい もみじがり

め組
めぐみ
仲良き夢追い集団「め組」
2019タイトル「ヤマタノオロチ伝説」
平成元年(1989)に有志が集い結成された31年会が元になり生まれため組。少数精鋭の若者が、子どもたちが楽しめるおまつりを目指し、結成当初から手作りで山車を制作しています。
<過去のタイトル>
2018「三姉妹婚礼の宴」
2017「龍宮 玉取姫」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「七福神」

備前組
びぜんぐみ
歴史と生活文化がほとばしる風流山車
くじじょう いくさひょうじょうと じんふれのば
2019タイトル「久慈城戦評定と陣触の場」
西暦2000年を機に大川目地区からも山車を出そうと生まれた組。郷土の歴史や民話を題材に、結成当初から手作りで山車を制作しています。山車を飾る牡丹や藤などの花飾りにも備前組に受け継がれる伝統が生きています。運行時随伴する虎舞は豊作や無病息災を願うものです。
<過去のタイトル>
2018「竜宮・乙姫伝説」
2017「久慈直治 小袖浜捕鯨の体」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「節分の鬼」

に組
にぐみ
義理と人情!人の為なら水火も辞せず飛び込む「に組」の勇み肌
やしゅう くりからとうげ
2019タイトル「夜襲 倶利伽羅峠」
地域活動やまちづくり活動にも精力的に取り組んでいる「に組」。途絶えていた手作り山車の制作を平成15年に復活させ、創意工夫を重ねながら制作しています。震災時には山車小屋だ津波被害を受けましたが多くの方の支援を受け、途切れることなく伝統を守り続けています。
<過去のテーマ>
2018「九戸政実~蒲生軍を挑発す」
2017「八幡太郎義家~後三年合戦」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「~清衡~」

中組
なかくみ
男度胸は祭りの華よ!粋と力の中組若衆
たけとりものがたり いつつのなんだい
2019タイトル「竹取物語~五つの難題~」
久慈秋まつり当初の山車組「中組」の伝統を受け継ぐ中組。金棒引きの子どもから相談役まで地域が一丸となり祭りに参加しています。平成18年から手作りで制作しており、道の駅くじの「山車創作体験館」に小屋があります。
<過去のタイトル>
2018「国姓爺合戦」
2017「赤壁の戦い~孫権の秘策~」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「南方国王 孟獲」

上組
かみくみ
義理と人情の絆で輝く「上組」
しずがたけのたたかい
2019タイトル「賤ケ岳の戦い」
久慈秋まつり初期からある「上組」の歴史を受け継ぎ、八日町、荒町、川貫、西の沢、4町内の厚い絆によって組織されています。平成15年から手作りで山車を制作しています。山車上で2人が叩く4尺の大太鼓は、力強く迫力ある音を響かせます。
<過去のタイトル>
2018「決戦川中島~龍虎の戦い」
2017「軍神 上杉謙信現る」
2016 台風10号水害により秋まつり中止
2015「摂州大物浦知盛顕る」